緊急事態宣言が解除された後、キャンプをしたり登山をしたりする方が増えているみたいです。3月上旬もいわゆる密を避けてキャンプや登山をされる方が多かったのですがそれがまたぶり返しているみたいです。

3月上旬、筑波山に行ってきたのですがこれまで4回登ったのですが1番混んでいました。

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この写真だとあんまりわからないかもしれませんが午前10時過ぎでこの後女体山にいき下山しましたが、これから登ってくるかたも多くお昼にはすごく混雑していたことでしょう。

写真の通り筑波山は前日に雪が20センチ積もったみたく次の日も雪が残り筑波山には珍しい雪山登山になりました。私も筑波山に雪が積もっていることを確認して行くっきゃないということで軽アイゼンとゲイターを持って登りました。

数多くいた登山者の服装を見ていると

・普段着(デニムとか綿Tなど)50%
・登山の格好やスポーツする格好 45%
・ちゃんとした雪山登山(アイゼンやスノースパイクつけているひと)5%

と筑波山ならではだと思うのですがラフな格好している人が非常に多いと感じました。簡単に登れる筑波山いえども雪が積もった次の日で晴れてはいても山頂付近は凍っていたり岩がおおいので滑ったり、雪が溶けぬかるみだらけになっていたりしていました。こういうところを普段あるていないと怪我をする確率が高くなりますし普段着なら尚更です。

登山用のウェアや道具は高価なのでちょっとした登山でお金を出したくはないとは思うのでスポーツウェアに+αでいくにはどうしたらよいか今回の記事にします。


登山に普段着はNGです。

登山を「レジャー」と考えるか「スポーツ」として考えるかで分かれるとは思いますが、レジャーとして考えると普段着になってしまうのかなと思います。ケーブルカーなどの公共交通機関で登る場合はレジャーとして考えてもよいですが、登るとなるとスポーツになります。

草野球とか草サッカーなら普段着でやってもいいと思いますが、ちゃんとしたフットサル場でフットサルをするならフットサルできる格好で行くのが普通でしょう。登山やトレッキングは散歩とは違うってことを認識してください。

スポーツウェアは化学繊維を使った動きやすい服装でできている一方、普段着はコットンやシルクなどです。普段着は触りごごちがよく軽い運動(歩くとか)に支障がないぐらいの動きやすさがあります。その一方で走ったり、長時間登ったり(日常生活で長時間走ったり、階段をひたすら登ったりとかはないはず;つくづくエスカレーターとか公共交通機関のありがたみを実感します)はないはずです。長時間動くと汗をかくと思いますがコットンだと汗や水分を吸ってしまいそれが寒さや不快さを引き起こすことになってしまいます。

スポーツウェアや登山ウェアは汗をかくことが前提であるので汗を書いてもすぐに乾くような速乾性があったり、身体を冷ましたり、温め続けたりする機能もあります。日常だと寒暖の調整はエアコンでもできるわけですし、そもそもそんなに運動しないのでそのような機能は必要ないわけです。

アルプスとか富士山とかいくならちゃんとした登山装備でいく必要があるのですが、近くの低山ならそこまでの装備は必要ないかなと思います。スポーツウェアにちょっとした装備を追加すれば簡単に登山にチャレンジできると思います。

登山に必要な最低減の装備は


ハイキングや低山登山に最低限必要な装備は

・速乾性のTシャツ
・ウィンドブレーカー
・フリースもしくは着て暖をとれるもの
・ランニングタイツやトレッキングパンツ
・靴
・リュック

必要に応じて手袋とか

かなと思います。

速乾性のTシャツについてはスポーツ用のTシャツは大体速乾性があるのでスポーツ用のもので対処できます。ウィンドブレーカーもスポーツウェアで十分です。ただ、雨を防ぐのは得意ではないので撥水スプレーで撥水加工はしておきましょう。

下のパンツ部はジャージでもよいのですが撥水性がないのでランニング用のタイツがあればランニングタイツとハーフパンツを組み合わせればよいでしょう。それかトレッキング用のパンツを買うのもありです。少々お高いのですが、街でも他のスポーツでも使える機能やファッション性があるものが多いので1着あってもいいかなと。特にオススメなのはTHE NORTH FACEのバーブパンツです。



もし、足りないものや念のため欲しいものはユニクロとかワークマンで追加したら十分です。ハイキングや低山ならスポーツウェアとユニクロのウルトラライトダウンとマウンテンパーカーが有れば十分です。ワークマンだと2500円でレインウェアやパンツやタイツを買えるのでちょいたしに最適です。


あと靴なのですが、普段の運動靴(ランニングシューズ)でよいのかと思いますが、ランニングシューズはオススメできません。ランニングシューズだと雨や水に弱く濡れてしまったり、滑りやすいからです。

少し高いのですが、トレイルランニング用のシューズは防水性もある一方でランニングシューズのような形をしているのでそこまでおもくもなく、今では街でも履いているひともちらほら増えているみたいです。

それでも高いというかたやサッカーやっているかたはサッカースパイクでもありです。サッカースパイクは滑りにくいですし、サッカーという球技の特性でかかとのグリップが安定していたり長時間走っても疲れないような仕様になっているので意外に登山に向いているのです。値段もセールや安いものだと3000円代で買えるので費用を抑えたいかたは是非。

雨の次の日には行かない


初心者が雨の日にいくことはないかと思いますが、問題は次の日が晴れた場合です。雨が降ると路面が濡れるので地面がぬかるんでいますし、岩面は滑りやすくなっています(雪が積もった次の日はこれらの他に凍っているし路面はさらに悲惨なことになっています)。なので怪我するリスクが高まりますし、足元や靴は泥で汚くなってしまいます。また、意外に気付きにくいのですが、雨露が下に落ちてくる(これが雪だと完全に雨みたいになる)ので晴れているのに濡れてしまうというという残念なことになってしまいます。なので極力雨や雪が降った次の日は避けるほうが無難です、特に小さいお子さんとかご年配のかたと一緒に登る場合はなおさらですね。


登山は普段とは違うからこそ楽しい


登山は普段とは歩く道もアスファルトから木の根や岩が露出した道になりますし、頂上についても売店があっても少し金額が高いしそもそも何もない山が大半でしょう。携帯の電波も繋がらないところもあるのでメールやSNSの通知もこないのでデジタルデトックスできますし、何よりもコロナウイルスの脅威から逃れて自然のなかリラックスできるのです。

だからこそちゃんとした装備や格好でないと何かしらのリスクが起きても対処ができないのです。当然しっかりした装備でも怪我することはありますし(気抜いたりしたら)、普段着で登ってもなにも起きないこともあります(その場合がほとんどでしょう)。リスクが起きる可能性が違うのです。登山をレジャーとして考えてしまうと装備という視点が抜けてしまうのです。もし、用具をそろえるほど金額払いたくないならロープウェイとかある山で頂上だけ散歩するか諦めたほうが身のためになります。

この機会だからこそ皆さんもコロナに負けず適度にリラックスして装備万全にして山登りやハイキングを楽しんでいただけたらと思います。

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