外出自粛の影響で否応なく家にいざるを得ない時間が増えてしまいました。

それでもおうち時間を過ごしていく中少しでもいいから山気分を味わいたいと思って家の中で山ごはんを作るようになりました。いわゆるおうちで山ごはんというものです。

おうちで山ごはんとは山で使うコッヘルなどのクッカーやバーナーをおうちで使って料理すること。家にはガスやIHもありますし、鍋もフライパンも大きくて料理しやすいものもあるのでわざわざ使う必要は通常はありませんが、あえて使い勝手が決してよいとはいえない山ごはん用具を使うことで少しでも山にいるような気分を味わえるかなと思い、はじめました。







山ごはんは食材も調理方法も楽。インスタ映えするものも簡単に作れる


山ごはんは山に食材を持っていく必要があるので、材料も日持ちするものを使うことが多いですし、限られた調理用具の中作らなければいけないので、意外に調理が楽にできるものが多いです。もちろん本格的に作ればそれはそれでインスタ映えはするのですが、コッヘルやフライパンひとつあれば簡単にインスタ映えできるものも作ることも可能なのです。

例えば私が始めて作ったのはお肉ゴロゴロミートソースカレーなのですが、材料も調理方法も非常にシンプルです。

山と食欲と私の4巻に載っているレシピなのですが

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鍋にミートソースを入れ温めて、カレールーをポンっポンっとで完成。
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簡単なのに美味しいし、パセリを振ると見映えも良くなる。

カレールーは1個だけだとトマトの味が強くてトマトカレーの風味も味わえますし、2個だとカレーのスパイスが効いてきますよ。

他にも

サバのトマトリゾットを作ったり、
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鮭とほうれん草のパングラタン
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などを作りました。

山ごはんはお弁当にも便利

実は山ごはんはお弁当作りにも役立ちます。

私は職場の食堂の混雑を嫌って最近お弁当を作るようになりました。お弁当は事前にある程度作っておいて職場で温めて食べるのですが、山でも事前に作っておいてお弁当をバーナーで温めるだけなら簡単ですし、調味料とか持っていく必要もないのもメリットですね。

山ごはんを作るための道具① SOTOのバーナー アミカス


実際、山ごはんを作るにあたってをあたって火がなければ調理をすることはできません。火を起こすために必要な道具がガスバーナーです。

私が使っているのはSOTOのシングルバーナーのアミカス。

重量はわずか81gでかつ小型なので持ち運びも楽。ゴトクも4本なので調理器具を載せても安定しますし、マッチなどの着火剤も必要なくつまみを回して点火スイッチを押せば着火する楽な仕様です。

SOTOのバーナーにはもうひとつウインドマスターというアミカスに似たバーナーもありますが、名前の通り耐風性がアミカスと比べて高いです。ただ、その分アミカスと比べて高いので、登山で高所いく方が多い場合はウインドマスター、低山が多かったりキャンプをするのがメインの場合はアミカスで十分です。


山ごはんを作るための道具② mont-bell アルパインクッカー


コッヘルと呼ばれる小型の調理器具です。材質はアルミやチタンといった軽量化できる金属でてきており軽さが魅力です。蓋があることで鍋のように煮込んだり、蓋をフライパンやコップの代わりにして使うこともできます。
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モンベルに限らずエバニューやスノーピーク、コールマンなどのキャンプメーカーもほとんど同じ形のクッカーを販売していますが、正直大差はないかなと思うのでお好きなメーカーのものを選べば良いかと思います。

鍋の中にはガスカートリッジやゴトクもすっぽり入るので、スペースを有効に使うことができます。
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購入当初はこれひとつで煮るもの、焼くもの山で料理できると思っていたのですが、蓋が想像以上に深くてフライパンとして使いにくいことがわかったのと、蓋に入る量もソロ用では限られてしまうので蓋で調理するのは少々難です。

どうしてもクッカーひとつで調理用具をまとめたい場合はスノーピークのアルミパーソナルクッカーがおすすめです。蓋が浅くフライパンのように使えます。



山ごはんを作るための道具③ uniflame 山フライパン


焼き物や炒め物をするならちゃんとしたフライパンが必要・・。ということでフライパンを探すことに。しかし、不安な点がありまして、フライパンがSOTOのアミカスの上にのせても安定してくれるかどうかです。モンベルのお店でみましたが、想像よりも17cmは大きくてこれがちゃんとアミカスの上に乗っかるのか疑問に思ってしまって。折角フライパン買ってもバーナーの上に乗らなければ調理も難しいものになってしまいます。

こういう場合はTwitterで聞くことが1番ということでTwitterで聞いてみると



ふみQさんありがとうございます。
ということでUNIFLAMEの山フライパンを購入することに

オレンジ色の網目の袋に入っているのでバックの中に紛れ込んでいても目立ちそうです。
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アミカスの上に載せましたが安定します。これなら調理中も安心です。
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フッ素加工されているので手入れも楽ですし、重量も170gとそこまで重くありません。日帰りや1泊程度の登山で山ごはん調理をメインとする時にはおすすめです。


これから欲しい山ごはん道具


クッカーとフライパンさえあればほとんど全ての調理ができますが、より美味しくそして見映えの良いものを作るとなるとプラスαで欲しいものもできてきてしまいます。
まだ、私が購入していないのですがこれから欲しいなと思っているものを紹介します。

SOTO フィールドチャッカー



フィールドチャッカーなのでキャンプなどでの薪の火起こしやお線香に火をつける時などに使えるのですが、料理にも応用できます。

チーズを炙ってとろけさせたり、ホワイトソースを炙ってグラタンにしたりと、簡単に炙り料理ができるので特に見栄えの点で良くなります。ホームセンターで1500円で売っていたので値段も高すぎるというものではないかと思います。

② ホットサンドメーカー


キャンパーなら1人1台持っていそうなぐらい人気のものだと個人的には思っています。しかし、ホットサンドメーカーは応用が効きにくいので数回使ったきりで埃がかぶってしまいそうな気がしてなかなか一歩進む気がしません。


おうちで山ごはんとかいってるうちに登山して山ごはんを作れるようになった


登山したいという気持ちを少しでも晴らすために始めたおうちで山ごはん作りですが、少しづつ外に出てキャンプや登山も楽しめる雰囲気になってきました。

山に登ったり、自然の中で過ごしたりする時間は人間の本性からなのかすごく気持ちが良いものです。その中で食べるごはんは人間が危機的な状況になるとごはんが美味しく感じられるという昔からの遺伝みたいです。だからコンビニのおにぎりだろうがパンだろうが美味しいのですが、少し味気ないなと思ったのと山頂でお湯を沸かしたり料理したりする登山者見てて羨ましいなと思ったのが山ごはん作りのきっかけです。お湯を沸かしてカップラーメンを食べたり、インスタントコーヒーを飲むだけでも山の世界は広がっていきますよ。

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