2019年の6月。初夏である時期で梅雨前はハイキングに最適。数あるハイキングスポットの中で尾瀬のイメージは車で入ることができないから秘境感がすごくあって、湿原をまったり歩くことができて、そんなにキツくないかなと思っていました。なので、尾瀬をゆっくりまったりしながらひとりで縦断してきました。結果的に本当にその通りで手付かずの大自然の中にポツンと1人だけいて自然を独占している感がすごかったです。

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行程ルートと登山道の状況や持っていった服装など

6/13(木)22:00 バスタ新宿(深夜バス尾瀬号)

6/14(金)4:20戸倉(シャトルバス)5:00鳩待峠5:30〜6:30山の鼻7:30〜9:00竜宮9:30〜11:30三条の滝12:00〜13:30見晴(弥四郎小屋宿泊)

6/15(土)7:00見晴〜8:30尾瀬沼〜10:30沼山峠(バス)11:30お風呂13:30(バス)15:00会津高原尾瀬口駅15:15(特急リバティ)18:10北千住駅

尾瀬を満喫したいということで尾瀬ヶ原と尾瀬沼を縦断するルートにしました。1泊2日あれば尾瀬のだいたいのスポットには立ち寄ることができます。しかし、燧ヶ岳とか至仏山に登る場合は登山に1日使われるので、燧ヶ岳と至仏山登ってさらに尾瀬を満喫したい場合は余裕をもったスケジューリングが必要です。

尾瀬は燧ヶ岳とか至仏山に登らない限りは山道という山道は少なく、木道がメインです。しかし、三条の滝に行ったり、見晴から尾瀬沼へと縦断する場合は木道ではなくなります。特に残雪期の5月や6月はぬかるみが多くトレッキングに適した格好が無難でしょう。尾瀬ヶ原や尾瀬沼だけでしたら動きやすい格好と登山靴とリュックがあれば十分かなと思います。ただ、尾瀬は標高1500mの高地です。6月でも朝はすごく寒くて(8℃ぐらいでした)、フリースをきましたので夏季を除いて寒さ対策は必須です。

基本的なハイキング時の持ち物と寒さ対策でフリースを持っていけばいいかと思います。

1日目;尾瀬号

仕事を終えて新宿へ移動。新宿のテルマー湯でまったりしたあと、バスタ新宿へ。

22時5分前にバスがプラットフォームに着くのでバスに乗り込みます。
深夜バス尾瀬号はなんと4列シート!普通の昼行用のバスです。
尾瀬号は練馬駅、川越駅と止まりほぼ満員で尾瀬に向かいます。まぁ、4列シートなので狭さで寝れません。深夜バスで4列は本当にキツい。途中2回の休憩をしながら、そしてあんまり寝ることも出来ず尾瀬の入り口である戸倉に着きました。

2日目;戸倉〜鳩待峠〜山の鼻

尾瀬号は一旦戸倉を通りすぎて、大清水で何人か下ろしてから戸倉に戻るという行程です。戸倉に3時過ぎに下されても何もすることなく寒さと眠気と疲れと戦うだけですからありがたいです。バスは4時前に戸倉に着くのですが、鳩待峠行きのバスの始発は4時20分なのでそれまでの間はバスの中で待っていてよいとなっています。外にでても寒いのでありがたいサービスです。

鳩待峠行きのバスに乗ったあとの記憶があんまりなく山道をクネクネ進んで行ったぐらいしかありません。確実に寝てました。起きていたら車酔いしていただろうからよかったです。バスに乗れなくても乗り合いのタクシーが随時発車してくれますので、待つ必要はありません。

5時に鳩待峠に着きました。ここで、いろいろ準備をしてほぼ最後の方で出発。

鳩待峠から山の鼻は下りなので最初のウォーミングアップにはちょうどいいです。左手に日本百名山の至仏山を見ながら写真をいっぱい撮りながら進んでいきます。1番最後の出発だったからかこの間ほとんど誰もいませんでした。

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ただ、寒い。動いていても気温8度とかなのでフリースを羽織ります。フリースをはおれば丁度良いぐらいです。

オオカメノキの花です。
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尾瀬にはいろいろな植物が咲いていてキレイ。ミズバショウはシーズン少しすぎちゃっていたので花が散っちゃっていました。

1時間ぐらい歩いて山の鼻に到着です。ここにはキャンプ場や山小屋があるので平日でしたが賑わっています。寒かったので缶のミルクティーで暖をとりました。

山の鼻には遊歩道があったので遊歩道をゆっくり散歩してみました。
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一周60分で回れるのですが、ショートカットコースもあるので体力や時間と相談しながらコースを決めることができます。新緑が美しく残雪やミズバショウの白がまた、緑色とよくあって本当にキレイ。しかも遊歩道ということあるし(普通の尾瀬ルートとは少し外れているので)、この時間にいるのは宿泊客と始発バスできた人しかいないからほんと人がほとんどいない。特に平日は。至仏山も新緑も尾瀬ヶ原も全部自分のもののように感じられます。有給休暇とって平日にきてよかったと思います。


 

山の鼻〜尾瀬ヶ原〜三条の滝へ 

山の鼻からはいよいよ尾瀬ヶ原と言われるところに入ってきます。尾瀬ヶ原は例外無く木道で、木道は右側を歩くのがマナーとされています。この辺りは観光客も多いので道標が分岐ごとにあるので迷うことはないはずです。

正面に燧ヶ岳、背後には至仏山という百名山2つを眺めながら歩きます。この辺りになってくると尾瀬の山小屋で宿泊した方々と会いますがそれでも人はあまり多くない。さすが平日といったところ。

ところどころ池があり、サンショウウオがいました。
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少しメインの道から外れたところですが池に燧ヶ岳が写っている逆さ燧が見えるところがあります。
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のどかな湿原が広がっています。
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至仏山と時期が少し過ぎてしまったミズバショウ群生地です。んーキレイ。
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山の鼻から尾瀬ヶ原中央部の竜宮まで写真撮りながら歩いて1時間ちょっとです。ほぼ平坦なので登山というよりはハイキングという感じです。ただ、この辺りは湿原で遮るものが何もないので暑いです。日焼け止めは必須でしょう。

竜宮からはヨッピ吊り橋を通って三条の滝に向かいます。

正直、ヨッピ吊り橋は尾瀬の中ではがっかりなところでした。確かにキレイなのですが、尾瀬のほかのところと比べるとどこでも見れそうな風景なので。ただ、この川幅は覚えてもらいたいです。この後下流の三条の滝に行くのですが全く違う川に見えるので。

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少し未舗装路を歩いて、温泉小屋(その名の通り温泉があります)までは木道です。この後三条の滝までは完全に登山道でぬかるみがある道をひたすら下ります。尾瀬ってずっと平坦だと思っていたのでキツイ。温泉小屋から下り始めて10分かそこらで平滑の滝があります。ここで野生動物を調査しているかたと出会いましてツキノワグマが滝のほうにいるということで写真とってみました。
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んー正直わからなかったです。調査しているかたもほんと点みたいだったといっていたので目視でもどこどこって感じだったので難しかったです。

ここからの道は燧ヶ岳や至仏山の登山コースを除いて最も難しい道な気がします。なにしろこんな道なので
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登ったり、降りたりを繰り返しながら温泉小屋から1時間弱(AM11:30ごろ)三条の滝に到着しました。
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三条の滝は全尾瀬の水が全て集まった滝で水量がとてつもなくすごい。さっきのヨッピ吊り橋からの水もここに流れていてさっきのところからそこまで遠く離れているわけではないのですが水量がもの凄いです。この水は福島県を通って最終的に阿賀野川になり新潟市に流れ込みます。

目的の三条の滝を見れたので本日の宿泊地の見晴に向かいます。来た道戻るのは辛そうだし、ぬかるみも結構あって嫌なので、一旦登り切って、御池から来た道に合流して見晴に向かうことにしました。この道は人が全くいない登山道でこの道があっているかどうか不安でしたが、ぬかるみも無く登って終えばあとはほぼ平坦なので結果的によかったと思います。

木道が出てきて一安心。
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見晴は尾瀬ヶ原の東端に位置しており、尾瀬全体で見るとほぼ中央部にあるので山小屋やキャンプ場が多くあります。本日は弥四郎小屋に宿泊します。



宿泊からは次へ続きます。




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